子どもに本当に育てたいのは「情報を選ぶ力」|スマホ・SNS時代に親ができること
- 「スマホは何歳から持たせる?」
- 「SNSはやらせても大丈夫?」
- 「YouTubeばかり見てしまう…。」
子育てをしていると、一度は悩むテーマではないでしょうか。
私自身も、このテーマについて考えることがよくあります。
でも、私が本当に心配しているのは、スマホそのものではありません。
便利な道具は、これからも増えていきます。
AIも、SNSも、動画も、きっとこれからさらに身近になるでしょう。
だからこそ、子どもたちに育てたいのは、
「情報を選ぶ力」
なのではないかと思っています。
メディアは悪者ではない
最初に伝えたいことがあります。
私は、スマホやSNSそのものを否定したいわけではありません。
私自身もスマホを使っていますし、このブログもインターネットで発信しています。
知りたいことをすぐ調べられる。遠くの人ともつながれる。
便利なことはたくさんあります。
だから、「使うこと」が問題なのではありません。

問題なのは、情報に振り回されてしまうこと。
そして、自分で考える時間がなくなってしまうことです。
父が教えてくれた「本当にそうかな?」という視点

私の考え方には、父の存在が大きく影響しています。
例えば、『世界に一つだけの花』が流行った頃。
多くの人が「いい歌だね」と話していました。
でも父は、「本当にそうかな?」と、違う視点で話をしていました。
ニュースを見ていても、
「テレビで言っていることを、そのまま信じちゃだめだよ。」
そんな話をよくしていました。
子どもの頃は、「また始まった(笑)」くらいに思っていました。
でも今思えば、父は何かを否定したかったのではなく、
「一度立ち止まって考えること」
を教えてくれていたのだと思います。

恥ずかしい失敗談
高校生の頃、東日本大震災が起きました。
当時はまだLINEではなく、メールで連絡を取り合うことが多い時代でした。
そんな中、友達からこんなメールが届きました。
「放射能が出ているから雨に気を付けて。この情報をみんなにも送って。」
私は、それを信じました。
そして友達や知り合いに転送しました。
その中には叔父もいました。
すると叔父から電話がかかってきました。
「送ってくれてありがとう。でもね、これはデマっていうんだよ。」
そう、優しく教えてくれたのです。

今思い返すと、本当に恥ずかしい出来事です(笑)。
でも私は、この小さな失敗から、大切なことを学びました。
- 「送る前に、一度立ち止まろう。」
- 「本当に正しい情報なのかな。」
- 「違う情報も見てみよう。」
今、ニュースを見る時も、SNSを見る時も、
自然とそう考えるようになったのは、あの時の経験があったからかもしれません。
今の子どもたちは、小さな失敗を経験しにくい
私が子どもの頃にも、もちろん危険はありました。
でも、多くの失敗は比較的小さなものでした。
大人に教えてもらいながら、少しずつ学ぶことができたように思います。
一方で、今の子どもたちはどうでしょう。
スマホ一つで、
- SNS。
- 動画。
- ゲーム。
- 課金。
- 知らない人とのやり取り。
- AI。
すべてにつながることができます。
便利な時代です。
でも、その分、
小さな失敗が、大きな危険につながりやすい時代でもあります。
- 少し課金してみよう。
- 少しだけ知らない人と話してみよう。
- 少しだけ楽してお金を稼ぎたい。
そんな小さな気持ちが、
気付いた時には詐欺や犯罪に巻き込まれてしまうこともあります。

私は、スマホを怖がっているのではありません。
判断する力が育つ前に、大人の世界へ簡単につながってしまうことを心配しています。
子どもに必要なのは、禁止ではなく「情報を選ぶ力」
だからといって、スマホを取り上げれば解決するとも思っていません。
これからの時代、スマホもAIもなくなることはありません。
必要なのは、「これは本当かな?」と立ち止まる力です。

私は、情報を選ぶ力も、「比べること」から始まるのではないかと思っています。
一つの情報だけを見るのではなく、違う意見も見てみる。
違う立場の人の話も聞いてみる。
そして、自分なりに考えてみる。
モンテッソーリ教育では、子どもたちは教具を通して「違い」を見つけ、「比べる」ことを何度も経験します。
その積み重ねは、情報があふれる時代を生きる土台にもつながっているのかもしれません。

✅ モンテッソーリ教育とは?
✅ 自己教育力とは?
✅ 感覚教育とは?
✅ 算数教育とは?
だから私は、体験を大切にしたい
私は娘と一緒に、動物園へ行ったり、散歩をしたり、「体験すること」を大切にしています。
現実の世界に触れると、「なんで?」を考える余白が生まれます。
その疑問を調べる。
また体験する。
情報を集める。
そして、自分で考える。
私は、この積み重ねこそが、本当の学びなのではないかと思っています。

AI時代だからこそ、人間にしか育てられない力
AIは、たくさんの知識を持っています。
分からないことを質問すれば、すぐに答えてくれます。
でも、
- 何を信じるのか。
- 何を選ぶのか。
- どう考えるのか。
それは、人間にしかできません。

だから私は、これからの時代に一番大切なのは、知識を増やすことではなく、
情報を選び、自分の頭で考える力なのだと思っています。
そして、その力は、一朝一夕で身につくものではありません。
子どもの頃から、実際に見て、触れて、比べて、考える。
そんな毎日の積み重ねが、未来の思考力につながっていくのではないでしょうか。
おすすめの二冊🌸
📖『ファクトフルネス』
📖『スマホ脳』
次に読んでほしい記事💡
🔗【思考力とは?】
🔗【図鑑ってすごい!】
🔗【文化教育とは?】
🔗【コズミック教育とは?】
🌱 次回は、「思考力とは何か?」について、モンテッソーリ教育の視点から考えてみたいと思います。
