子どもの興味と敏感期の違いとは?モンテッソーリ教育が教えてくれる子どもの「今」を見るヒント
「うちの子、ひらがなに全然興味がないんです。」
そんな声を聞くことがあります。
周りの子が文字を読めるようになったり、保育園でひらがなの練習が始まったりすると、つい心配になりますよね。
私も、「興味がある方がいいのかな?」と思ったことがあります。
モンテッソーリ教育を学ぶと「敏感期」という言葉を知りますが、実は興味と敏感期は同じものではありません。
今回は、その違いについてお話しします。
興味と敏感期は何が違うの?
例えば、
- 電車が好き
- 恐竜が好き
- プリンセスが好き
これは「興味」です。
一方、「敏感期」とは、子どもがある力を驚くほど吸収しやすくなる特別な時期のこと。言葉や運動、感覚、秩序など、人として成長するために必要な力を身につけていく時期です。
つまり、興味は「好きなもの」。敏感期は「育っている力」。
似ているようで、少し違います。
ひらがなに興味がなくても大丈夫?
興味と敏感期を考える時、多くの親が気になるのが文字ではないでしょうか。
「もう読める子もいるのに…」「うちの子は全然興味がない…」そんな不安を感じることもあります。
でも、ここで考えたいのは、文字に興味がないことと、言葉に興味がないことは同じではないということです。
例えば、
- おしゃべりが大好き
- 絵本を何度も読む
- 歌を覚える
- 「これ何て書いてあるの?」と聞く
そんな姿も、言葉への興味の表れかもしれません。
文字を書くことにはまだ興味がなくても、言葉の力はしっかり育っていることがあります。
一つのことばかり好きなのは大丈夫?
もう一つ、よくある疑問があります。
それは、「うちの子、電車ばっかりなんです。」「恐竜しか興味がありません。」という悩みです。
私たち大人は、もっと色々なことに興味を持った方が良いのでは?と思ってしまうことがあります。
でも、子どもは意外と一つのことを通してたくさんのことを学んでいます。
例えば電車が好きな子なら、
- 駅名を覚える
- 数字を覚える
- 分類する
- 地図を見る
- 人に説明する
など、様々な力を育てているかもしれません。
大切なのは、「何が好きか」だけを見ることではなく、その興味の中で何をしているかを見ることです。

興味の奥にある敏感期を見つけよう
モンテッソーリ教育では、子どもの行動を観察することを大切にします。
例えば、電車が好き。
それだけでは分かりません。
でも、
- 名前を覚えたがる
- 並べたがる
- 分類したがる
- 路線図を見る
という姿が見えてくると、その奥に「言葉の敏感期」や「秩序の敏感期」などが隠れているかもしれません。
興味は表面に見えるもの。敏感期はその奥で育っている力。
そう考えると、子どもの見え方が少し変わってきます。
子どもの「今」を見るヒント
モンテッソーリ教育では、「何が好きですか?」よりも、「どんなことを繰り返していますか?」を大切にします。
好きなものの名前を知ることも大事ですが、その子が今どんな力を育てようとしているのかを見ることは、もっと大切です。
だからこそ、興味そのものより、その興味の中で子どもが何をしているのかを観察してみてください。
まとめ
興味と敏感期は同じではありません。
興味は子どもが好きなもの。敏感期は子どもが育てようとしている力です。
そして興味の奥には、敏感期が隠れていることがあります。
「うちの子はこればかり…」「全然興味を持たない…」
そんな時は、何が好きかだけではなく、その子は何を繰り返し、何に夢中になっているのだろう?という視点で見てみてください。
きっと今までとは違う子どもの姿が見えてくるはずです。
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