お月見を子どもの「なんだろう?」につなげよう|十五夜を楽しむおうちモンテッソーリ
「十五夜ってなんだろう?」
秋になると耳にする「お月見」ですが、子どもにとっては、きれいな月やお団子、すすきなど、身近なところから興味が広がっていく行事のひとつです。
モンテッソーリ教育では、子どもが身のまわりの世界に興味を持ち、「なんだろう?」と感じることを大切にします。
お月見も、そんな子どもの興味の入り口に。
月を眺めることから、秋の自然や日本の文化、地球と月の関係など、さまざまな「なんだろう?」へつなげてみませんか?
お月見ってなんだろう?
十五夜ってどんな日?
お月見でよく聞く「十五夜」は、もともと旧暦の8月15日の夜のことです。
「十五」という名前も、この日にちに由来しています。
昔の人は、この時期の美しい月を眺めながら、秋の収穫に感謝したり、豊作を願ったりしてきました。
今の暦では毎年日にちが変わり、2026年の十五夜は10月1日です。
「十五夜=必ず満月」というわけではありませんが、秋の月を楽しむ日として親しまれています。
どうしてお団子やすすきを飾るの?
お月見といえば、お団子やすすき。
お団子には、収穫への感謝や豊作への願いが込められています。
十五夜なので15個のお団子を飾ることもありますが、地域や家庭によってさまざまです。
すすきは、秋の収穫を象徴するものとして飾られてきました。
- 「どうしてお団子を飾るんだろう?」
- 「すすきって秋になるとどうなるのかな?」
そんな疑問から、行事や季節の自然に目を向けてみるのも楽しそうですね。

まずは子どもと月を見てみよう
お月見だからといって、最初から詳しいことを説明するのではなく、まずは一緒に月を眺めてみるところから。
「今日はどんな月かな?」と見てみる
月には、満月だけでなく、三日月や半月など、いろいろな形があります。
- 「今日はどんな形かな?」
- 「前に見たときと違うね」
そんなふうに、一緒に眺めてみると、月の形への興味が生まれるかもしれません。
「どうして形が変わるんだろう?」と気になったら、そこから月の満ち欠けについて一緒に調べてみるのもいいですね。
「月はどこに見える?」を探してみる
月は、毎日同じ時間に同じ場所に見えるわけではありません。
- 「今日はどこにお月さまがいるかな?」
- 「昨日と同じところかな?」
と探してみるのも、月を身近に感じるきっかけになります。
我が家も、娘と夜の月や星を見てみたいと思うのですが、いつも20時頃には家の中。
周りには高い建物も多く、月が見つからないこともあります。
そんなときは、また別の日に。
「今日は見えなかったね」と話すことも、月を意識するきっかけになります。
「どうして形が変わるんだろう?」から広げる
月を見ていると、
- 「昨日と形が違う」
- 「どうして丸くなったり細くなったりするの?」
と、疑問が生まれることがあります。
そんなときには、
「月は地球のまわりを回っているんだよ」
と伝えてみる。
もっと知りたくなったら、図鑑や絵本を一緒に見てみる。
子どもの「もっと知りたい」に合わせて、少しずつ広げていくことができます。
絵本の月と、本物の月を比べてみる
娘は『パパ、お月さまとって!』という絵本が大好き。
月を見ると、「パパ取って!」と言うことがあります。
以前、夫が「満月になったらね」と答えたところ、
「満月?」と、そこから新しい言葉への興味が生まれました。
絵本の中のお月さまと、実際に空に浮かぶ月。
- 「絵本の月と同じかな?」
- 「本物のお月さまはどこにあるかな?」
と比べてみるのも、面白いですね。

月から、子どもの「なんだろう?」を広げてみる
月に興味を持ったことをきっかけに、別の世界へ興味が広がることもあります。
地球と月の関係に興味が広がったら
- 「月はどこにあるの?」
- 「地球の近くにあるの?」
そんな疑問が出てきたら、地球と月について調べてみるのも楽しそうです。
娘はモンテッソーリ園で地球に触れる機会があり、最近は地球にも興味を持っています。
「月は地球のまわりを回っているんだよ」
と伝えると、そこから地球や宇宙へ興味が広がっていくことも。
地球儀や図鑑を見ながら、「地球と月ってどんなところにあるのかな?」と一緒に考えてみるのもいいですね。
「月にはうさぎがいるの?」から文化に触れてみる
日本では、月の模様を見て「うさぎが餅をついている」と表現することがあります。
「本当にうさぎがいるのかな?」
そんな疑問から、日本で昔から伝わってきた月とうさぎの話を調べてみるのも面白いですね。
国によって、月の模様の見え方や見立てが違うことを知ると、文化の違いにも興味が広がります。
秋の自然や食べ物にも目を向けてみる
お月見は、月だけでなく秋を感じる行事でもあります。
すすきや秋の草花。
さつまいも、栗、ぶどうなどの秋の味覚。
- 「これも秋にとれるんだね」
- 「どうして秋にたくさん実るのかな?」
と、身近な自然や食べ物にも目を向けてみる。
お月見をきっかけに、季節そのものを楽しむこともできます。

お月見は「なんだろう?」が生まれるきっかけに
お月見というと、
- お団子を作る
- すすきを飾る
- 十五夜の月を見る
という姿を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、こうした準備を一緒に楽しむのも素敵です。
でも、お月見の夜にふと空を見上げて、
「今日のお月さま、どんな形かな?」と話すことから始めてもいい。
月が見えなければ、
「今日はどこにいるのかな?」と考えてみる。
お団子を食べながら、
「どうしてお月見にはお団子なんだろう?」と話してみる。
そこから生まれた「なんだろう?」が、次の興味につながっていきます。
親がすべてを説明するのではなく、子どもと一緒に考えたり、調べたりしながら楽しむ。
そんな時間も、子どもの世界を少しずつ広げてくれるのではないでしょうか。
まとめ|お月見を、子どもの「なんだろう?」の入り口に
お月見は、昔から続いてきた日本の文化に触れる機会であると同時に、子どもの身近な「なんだろう?」を広げるきっかけにもなります。
- 月の形。
- 月の見える場所。
- 地球と月。
- 月とうさぎ。
- 秋の自然や食べ物。
ひとつの「なんだろう?」から、興味の先はどこまでも広がっていきます。
今年のお月見は、まず子どもと一緒に空を見上げてみませんか?
そして、そこから生まれた「なんだろう?」を、一緒に楽しんでみてください。
🌱 今日の種まき
子どもと一緒に、空を見上げて月を探してみる。
「今日はどんな月かな?」
「どこに見えるかな?」
そんな何気ない会話から、お月見をきっかけに、子どもの「なんだろう?」を一緒に楽しんでみましょう。

📖 参考文献・参考資料
この記事を書くにあたり、以下の資料を参考にしました。
- 農林水産省「日本の年中行事と食|十五夜とお月見団子」
- 国立天文台「月はいつどんなふうに見える?昼間も見えるの?」
- 京都国立博物館「兎(うさぎ)と月の連想ゲーム」
おすすめの絵本 3冊🌷
📚『パパ、お月さまとって!』エリック・カール 作/もりひさし 訳
月への興味や、「お月さまってどんなもの?」という想像を広げてくれる絵本。我が家の娘も大好きな一冊です。
📚『おつきさまこんばんは』林 明子 作
夜空に浮かぶお月さまを、身近に感じられる絵本。実際の月を見つけるきっかけにも。
📚『お月さま いつもありがとう』メリッサ・スチュワート 文/ジェシカ・ラナン 絵
月について「もっと知りたい」と興味が広がったときに、科学的な視点へつなげられる一冊。
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