叱らない育児より、振り回されない育児がしたい
以前の私は、「叱らない育児がしたい」と思っていました。
でも子育てをしていると、思うようにいかないことがたくさんあります。
子どもの癇癪。イヤイヤ。周りの子との違い。SNSや育児書の情報。
気づけば、私自身がいろいろなものに振り回されていました。
最近は、叱るか叱らないかよりも、大切なことがあるように感じています。
「叱らない育児」は親が我慢することではない
まず最初に伝えたいのは、私は叱らない育児を否定したいわけではありません。
頭ごなしに怒鳴る。恐怖で従わせる。力でコントロールする。
そういった関わり方は私もしたくありません。
ただ、子育ての情報に触れていると、親が怒ってはいけないような気持ちになることがあります。
共感しなければいけない。認めなければいけない。まずは受け止めなければいけない。
もちろん大切な考え方です。
でも親も人間です。
疲れる日もあります。余裕がない日もあります。困ることもあります。
親の気持ちが存在しない育児なんて、現実にはありません。
子どもの気持ちを大切にすることと、要求を受け入れることは違う
以前の私は、共感することと要求を受け入れることを少し混同していた気がします。
例えば、もっと遊びたい。お菓子を食べたい。帰りたくない。
そんな時、「もっと遊びたかったね」「帰りたくなかったね」と気持ちを受け止めることはできます。
でもだからといって、要求をすべて叶える必要はありません。
帰る時は帰る。危険なことは止める。約束は守る。
そこは親が決めてもいいのだと思います。
子どもの気持ちを大切にすることと、子どもの要求に従うことは同じではありません。
振り回される相手は子どもだけではない
「振り回される育児」というと、子どもに振り回されることを想像するかもしれません。
でも私が最近感じるのは、振り回される相手は子どもだけではないということです。
- 周りの子どもとの比較
- 「親としてどう見られるか」という視線
- 「良い親でいたい」という気持ち
- SNSや育児書で見かける理想の関わり方
- 自分自身が親から受け継いできた価値観
子育てをしていると、私たちはたくさんのものに影響を受けます。
例えば、子どもがおもちゃを「貸したくない」と言った時。本当は子どもの気持ちを聞きたいのに、「貸してあげなさい」と言ってしまうことがあります。
その奥には、「貸せない子だと思われたくない」「親としてちゃんとしていないと思われたくない」、そんな気持ちが隠れていることもあります。
子どもに振り回されているようで、実は周りの目や自分の価値観に振り回されていることもあるのだと思います。

子どもにも親にも「軸」が必要
以前、「主体性って何だろう?」という記事を書きました。
その中で、主体性とは「自分勝手になること」ではなく、「自分の気持ちも相手の気持ちも大切にすること」だとお伝えしました。
それは親も同じなのかもしれません。
子どもの気持ちだけを優先する。あるいは親の都合だけを優先する。
どちらか一方ではなく、両方を大切にする。
そのためには、親自身にも軸が必要です。
子どもが泣いているから。周りの人が見ているから。SNSではこう言われているから。
ではなく、私はどう考えるのか。何を大切にしたいのか。
そこに立ち返ることが必要なのだと思います。

私が目指したいのは「振り回されない育児」
最近は、「叱るか・叱らないか」よりも大切なことがあるように感じています。
それは、子どもにも、周りの目にも、理想の親像にも、振り回されすぎないことです。
子どもの気持ちは大切にしたい。↔️でも親の気持ちも大切にしたい。
周りの意見も参考にしたい。↔️でも最後は自分で考えたい。
そんなふうに、親としての軸を少しずつ育てていきたいと思っています。
まとめ
子育てをしていると、子どもだけでなく、周りの目や理想の親像にも振り回されそうになります。
私自身もそうです。
だから最近は、叱るか叱らないかよりも、まず自分が何に振り回されているのかを考えるようになりました。
子どもの気持ちを大切にすること。そして親自身も、自分の気持ちや価値観を大切にすること。
その両方があってこそ、振り回されない育児に近づけるのかもしれません。
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