「うちの子、時計に興味を持ち始めたけれど、どう教えたらいいの?」

「時計って難しそう…」

そんなふうに感じることはありませんか?

時計を読む力は、一度に身につくものではありません。

時間の感覚を育てながら、少しずつ理解していくものです。

今回は、モンテッソーリ教育の考え方も取り入れながら、時計の学び方やつまずきやすいポイント、家庭でできる工夫をご紹介します。

時計は「時間」を学ぶ教具

時計を読むことは、単に数字を読むことではありません。

  • 時間の流れを知る
  • 順番や見通しを持つ
  • 生活と結びつける
  • 約束の時間を意識する

など、日常生活と深くつながっています。

時計が読めるようになることが目的ではなく、「あと10分でご飯だね」「長い針が6になったらおしまいだよ」といった経験を通して、時間の感覚を少しずつ育てていくことが大切です。

時計は読むただけじゃないの図

時計に興味を持つのはいつ頃?

時計に興味を持つ時期には個人差があります。

数字に興味を持ち始める4〜6歳頃に、時計にも興味を示す子が多いようです。

ただ、

  • 数字が好き
  • カレンダーが好き
  • 「あと何分?」と聞く
  • スケジュールを気にする

など、興味の現れ方はさまざまです。

以前の記事でもお伝えしたように、興味と敏感期は少し違います。

周りの子が読めるようになったからと焦る必要はありません。

「時計って何?」「長い針が一周したね」

そんな小さな興味が、学びのスタートになります。

子どもの興味と敏感期の違いに悩む母親と、恐竜遊びに夢中の男の子
子どもの興味と敏感期の違いとは?モンテッソーリ教育が教えてくれる子どもの「今」を見るヒント子どもが夢中になっていることは「興味」?それとも「敏感期」?モンテッソーリ教育の考え方をもとに、興味と敏感期の違いをわかりやすく解説します。子どもの「今」を理解するヒントをお届けします。...

時計はどこでつまずく?

時計は、子どもにとって意外と複雑です。

時計って意外と難しいの図

① 長い針と短い針

針が二本あること自体が難しく、「どっちを見るの?」と混乱することがあります。

② 12進法と60進法

数字は1〜12なのに、1時間は60分。5分刻みで読む。

大人には当たり前でも、子どもにとっては不思議な世界です。

③ 時間は見えない

長さや重さは目で見えますが、時間は目に見えません。

だからこそ、「あと5分」と言われても、最初はよく分からないのが自然です。

つまずくのは苦手だからではなく、理解するまでに時間がかかる内容だからです。

時計を読めるようになるコツ

「教えなきゃ」と思うより、日常生活の中で少しずつ触れていくことをおすすめします。

時間を読むためのコツを説明した図

① 時間の長さを体感する

時間は目に見えないものなので、まずは「長さ」を体感することが大切です。

わが家では、

  • 1分
  • 3分
  • 5分

などの砂時計を使っています。

「3分だけ待ってみよう」「5分で片付けてみよう」と、実際に砂が落ちていく様子を見ることで、「1分ってこれくらいなんだ」「5分って意外と長いな」と、時間の感覚が少しずつ育っていきます。

② 「時計」について学ぶ

時計は、長い針と短い針、1時間は60分など、大人が思っている以上に複雑です。

いきなり「読めるようになること」を目指すのではなく、

  • 長い針と短い針の役割
  • 1時間は60分
  • 5分刻み

などを少しずつ知っていくことも大切です。

知育時計や絵本などを使いながら、遊びの延長で親しんでいけるといいですね。

③ 日常生活と結びつける

「長い針が6になったらご飯だよ」「7時になったら寝る時間だね」

そんな声かけもおすすめです。

また、わが家では簡単な「時刻表」を作っていました。

  • 7時 起きる
  • 8時 朝ごはん
  • 12時 お昼ごはん
  • 7時 寝る準備

など、生活と時計を結びつけることで、時計は「勉強するもの」ではなく、「暮らしの中で使うもの」になっていきます。

④ 興味を大切にする

「今何時?」「あと何分?」

と聞いてくる時がチャンスです。

以前の記事でもお伝えしたように、興味と敏感期は少し違います。

周りの子が読めるようになったからと焦る必要はありません。

「知りたい」という気持ちが育った時こそ、一番の学びのタイミングなのだと思います。

⑤ 絵本や知育時計を活用する

実際に針を動かせる知育時計や絵本を使うと、目で見て理解しやすくなります。

遊びながら学べるので、時計が身近な存在になっていきます。

焦らなくて大丈夫

時計は、小学校でも繰り返し学ぶ内容です。

「まだ読めない」と焦る必要はありません。

大切なのは、時計を読めるようになることだけではなく、

時間の流れを感じること。

生活と結びつけること。

そして、

「時計って面白い」

と思えることです。

子どもの興味やペースを大切にしながら、少しずつ時間の世界に親しんでいけたらいいですね。

大切なのは時計を好きになることの図

おすすめの教材

  • 知育時計
  • 時計の絵本
  • タイマー
  • スケジュールボード

どれも「覚えさせる」ためではなく、生活の中で時間を感じるための道具として取り入れるのがおすすめです。

子どもの「知りたい」という気持ちを大切にしながら、一緒に楽しんでいきたいですね。

おすすめの知育時計

おすすめの時計の絵本📚

ABOUT ME
たぬさん
モンテッソーリ教育経験者の子育て中ママが、おうちでできるモンテッソーリ教育について配信しています! ◾️精神科看護師 ◾️アメブロ ◾️育児本100冊以上購読