今回は、言語教育の教具の一つ「メタルインセッツ」を手作りする方法をお伝えします。
100均一の材料だけで、軽いけどズレにくいメタルインセッツが作れますよ!
メタルインセッツとは?

おしごとの目的
図形の枠に沿って鉛筆を動かすことで、鉛筆の持ち方や筆圧、手首の動かし方を学ぶ目的で使用します。文字を書くための運筆練習をするだけでなく、集中力や芸術的感覚、忍耐力も養うと言われています。
ずれないように枠を押さえる手と線を書く手で、左右の異なる高度な動きが必要になるため、5〜6歳向けのおしごとになります。正方形や三角形などの簡単な図形は、書くことに興味が芽生える3歳ごろからできる印象です。

教具の特徴
「メタルインセッツ」教具の特徴
- 鉄製でできている
- 幾何図形は、円形・楕円形・卵形・三角形・曲線三角形・正方形・長方形・台形・正五角形・花十字形の10種類
- 値段が高い
こんな経験ありませんか?
枠に沿って線を書いている途中で、枠がずれた〜・・・
途中でずれると、一気に萎えますよね・・・
その悩みを解消するため、メタルインセッツは外枠が用意されており、鉄製で重さもあるためずれにくい特徴があります。ただ、残念ながらその分お値段もします(相場は1〜4万円です)。
しかし高い教具を用意しても、子どもがその教具に興味を示すかどうかはわかりません。
実際、私はモンテッソーリ教育の幼稚園在籍中、一度もこの教具に触れたことがありません・・・(難しくて重そうで、敷居の高いお仕事でした)。
そこで、安く簡単に作れて、ずれにくく、子どもが興味を持てるメタルインセッツを手作りすることにしました!100均一の材料で作れるので、ぜひご参考ください。
メタルインセッツの作り方
用意するもの
材料はこちら

- 工作用紙
- EVA スポンジシート
- マグネットシートマット紙
- スクエアホワイトボード
- 強力マグネット
私は100均のDAISOで揃えました。カッターやボンド、瞬間接着剤もあると便利です。
作り方
ホワイトボードの内枠に合わせて、工作用紙を切ります。円形・楕円形・卵形・三角形・曲線三角形・正方形・長方形・台形・正五角形・花十字形の10種類の内枠(図形)も切ります。(※DAISOのスクエアホワイトボードだと、外枠は12.5cmになります。)

まずは10種類すべて作らず、子どもが興味を持つようであれば図形を増やしていくのもおすすめです。
EVAスポンジシートを2色使い、外枠と内枠(図形)を切ります。私はホワイトボートの色をピンクにしたので、外枠は青色、内側の図形はピンク色を使いました。

子どもの好きな色でぜひ作ってみてください!
マグネットシートマット紙も、外枠と内枠を切ります。


①で切った工作用紙が型紙になるので、切りやすいです。
マグネットシートマット紙→工作用紙→EVAスポンジ用紙の順番で重ね、ボンドで貼ります。
強力マグネットは瞬間接着剤でしっかりと付けるのがおすすめです。

コピー用紙などを12.5cm角で切り、お仕事で使う用紙を用意します。


枠が大きいときは、数ミリ切り落として調整してみてください!
手作りメタルインセッツのポイント
おすすめポイント!
外枠も内枠(図形)も、磁石で全面がしっかりとくっつくので、かなりずれにくい仕様になっています。

子どもの好きな色(青、黄色、ピンク、黄緑、白があります)の、柔らかい素材のスポンジシートを貼ることで、視覚的にも興味を持ちやすくしています。
正方形や三角形などの簡単な図形は、一つあたり10分程度で作れるので、ぜひ作ってみてくださいね!
🔽鉛筆は公文の「こどもえんぴつ」を使っています。三角の形をしているため補助具なしでも正しく持ちやすく、はじめての鉛筆におすすめです!
🔽モンテッソーリ教育の教具について、詳しく知りたい方はこちらの書籍がおすすめです。
🔽0〜3歳のモンテッソーリ教育について、詳しく知りたい方はこちらの書籍がおすすめです。
🔽3〜6歳のモンテッソーリ教育について、詳しく知りたい方はこちらの書籍がおすすめです。
🔽家でできるモンテッソーリ教育について、詳しく知りたい方はこちらの書籍がおすすめです。


