【モンテッソーリ】イヤイヤ期はなぜ起こる?秩序の敏感期との関係をやさしく解説
- 「昨日は大丈夫だったのに、今日は大泣き。」
- 「いつもの順番じゃないと怒る。」
- 「服やコップが違うだけで癇癪…」
2〜3歳頃になると始まるイヤイヤ期。
「わがまま?」「反抗期?」
と悩んでしまうこともあります。
でも、モンテッソーリ教育では、こうした姿を「困った行動」ではなく、成長の証と考えます。
その背景には、「秩序の敏感期」が隠れていることがあります。
今回は、イヤイヤ期と秩序の敏感期の関係について、モンテッソーリ教育の考え方から解説します。

秩序の敏感期って何?
秩序の敏感期とは、
- 「いつもと同じ」
- 「決まった順番」
- 「予測できる安心感」
を強く求める時期です。
特に1〜3歳頃によく見られます。
例えば、
- 同じ道で帰りたい
- いつものコップじゃないと嫌
- ママじゃないと嫌
- 靴を履く順番が違うと怒る
- 自分でやりたい
など。
大人には些細に見えることでも、子どもにとっては大切な「秩序」なのです。

イヤイヤ期=反抗期ではない?
イヤイヤ期というと、「何でも反対する時期」というイメージがあります。
でも、実際には、「自分の中の秩序が崩れて困っている」ことも少なくありません。
例えば、朝の順番が違った。
いつもは「①着替え→②朝ごはん→③歯磨き」
だったのに、急いでいたため、
「①朝ごはん→②着替え」になった。
すると、「イヤ!」と大泣き。
これは反抗しているのではなく、「いつもと違う!」という不安を感じているのかもしれません。
なぜ秩序を求めるの?
幼い子どもは、まだ世界のことをよく知りません。
だからこそ、「毎日同じ」「次に何が起こるか分かる」という環境が、安心につながります。
秩序の敏感期は、
世界を理解し、自分の中に整理していく大切な時期。
決してわがままではありません。

イヤイヤ期にどう関わればいい?
①「困らせようとしているわけではない」と知る
まず大切なのは、「わざと反抗しているわけではない」と知ることです。
困っているのは、子どもの方かもしれません。
② できるだけ見通しを持てるようにする
例えば、
「ご飯の後にお風呂だよ」
「あと5分でお片付けしよう」
など、次の予定を伝えるだけでも安心につながります。
③ 毎日同じでなくても大丈夫
秩序の敏感期だからといって、完璧に同じ生活を続けなければならないわけではありません。
予定が変わる日もあります。
そんな時は、「今日はいつもと違うよ」「お出かけだから順番が変わるよ」と伝えてあげれば大丈夫。
少しずつ変化に適応する力も育っていきます。
④「自分でやりたい」を大切にする
イヤイヤ期には、「自分で!」も増えてきます。
これは自立への第一歩。
時間がある時は、
- 自分で靴を履く
- 自分で服を選ぶ
- 自分で運ぶ
など、小さな「できた!」を積み重ねていきましょう。

いつか終わるから大丈夫
秩序の敏感期は、一生続くものではありません。
少しずつ世界への理解が深まることで、変化にも対応できるようになっていきます。
「なんでそんなことで怒るの?」と思う日もあるかもしれません。
でも、その姿の奥には、「世界を理解したい」「安心したい」という一生懸命な気持ちがあります。

まとめ
イヤイヤ期は、ただの反抗期ではありません。
その背景には、秩序の敏感期が隠れていることがあります。
「困った行動」に見える姿も、実は成長の途中。
全部を受け入れる必要はありません。
でも、「この子は今、一生懸命世界を整理しているんだな」
と知るだけでも、少し気持ちが楽になるかもしれません。
子どもの「イヤ!」の奥にある気持ちを大切にしながら、親子でゆっくり成長していきたいですね。
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