• 「図鑑って必要?」
  • 「たくさん買ったのに読まない…」
  • 「絵本ばかり読んでいるけど大丈夫?」

そんなふうに思ったことはありませんか?

我が家にもいろいろな図鑑があります。

でも、娘が今一番好きなのは『どんぐりむら』シリーズです(笑)。

図鑑より物語ばかり読んでいる時期もあります。

それでも私は、あまり心配していません。

モンテッソーリ教育では、図鑑は知識を詰め込むためのものではなく、子どもの「知りたい!」を育てるものだと考えます。

そして私は、図鑑は「世界を広げる本」ではなく、「世界とつながる本」なのだと思っています。

今回は、モンテッソーリ教育と図鑑の考え方、そして我が家で大切にしている図鑑との付き合い方をご紹介します。

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モンテッソーリ教育と図鑑

モンテッソーリ教育では、図鑑は特別な教材ではありません。

子どもの「なんで?」「もっと知りたい!」という気持ちに寄り添ってくれる存在です。

散歩中にてんとう虫を見つけて興味を持つ女の子

例えば、

  • 散歩中に見つけたてんとう虫。
  • 水族館で見たイルカ。
  • 公園で拾ったどんぐり。
  • 保冷剤についた結露。

そんな日常の小さな発見が、「もっと知りたい!」へと変わったとき、図鑑はその興味を優しく受け止めてくれます。

大人が「今日は昆虫を勉強しよう」と教えるのではなく、

子どもが「知りたい!」と思ったときに図鑑がそばにあること。

それが、モンテッソーリ教育らしい図鑑との付き合い方なのだと思います。

図鑑は「答え」ではなく、「世界への入り口」

図鑑は、答えを覚えるための本ではありません。

私は、子どもの世界を少し広げてくれる「入り口」のような存在だと思っています。

図鑑と水族館の体験をつなげる親子

例えば、娘がイルカを好きになったら、まず図鑑を開く。

水族館へ行く。

ショーを見て、「ジャンプしたね!」「赤ちゃんイルカがいたね!」と話す。

帰ってきて、また図鑑を開く。

「あ、この前見たイルカだ!」

そんなふうに、図鑑と実際の体験がつながっていきます。

図鑑だけでは得られない発見があります。

でも、体験だけでは気付けないこともあります。

だから私は、図鑑と体験はセットだと思っています。

イルカを見ながら笑顔の女の子と、魚や犬、図鑑など興味の広がりを表したイラスト
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図鑑は、体験をもっと楽しくしてくれる

我が家は、お出かけが大好きです。

  • 動物園
  • 水族館
  • 牧場
  • フラワー園
  • 博物館

できるだけ「本物に触れられる場所」へ出掛けるようにしています。

だからこそ、図鑑がとても活躍します。

動物園へ行く前に図鑑を見れば、

「キリンって舌が長いんだ!」
「ゾウってこんな足なんだ!」

とワクワクしながら出掛けられます。

そして帰ってきてからもう一度図鑑を開くと、

「これ見たね!」「あの鳥いたよね!」

と、その日の思い出がよみがえります。

図鑑は、体験の代わりにはなりません。

でも、体験をもっと深く、もっと楽しくしてくれる存在です。

動物園や水族館の体験を図鑑で振り返る親子

コズミック教育も、少しずつ世界が広がっていく

モンテッソーリ教育には、「文化教育(コズミック教育)」という考え方があります。

  • 地球
  • 自然
  • 宇宙
  • 生命

私たちが暮らす大きな世界へと興味を広げていく教育です。

我が家にも、モンテッソーリの「地球儀」があります。

国名や県名が書いてあるものではありません。

あるのは、「海」と「大陸」だけ。

とてもシンプルな地球儀です。

最初は、

「丸いね。」「青いね。」

そんな会話から始まりました。

すると娘は、「これはなに?」

と大陸に興味を持ち始めました。

そこで今度は、地球の絵本を読んでみる。

少しずつ、

「地球ってなに?」「宇宙ってなに?」

という興味が広がってきました。

モンテッソーリ教育は、最初からたくさん教える教育ではありません。

子どもの興味に合わせて、世界を少しずつ広げていく教育なのだと思います。

モンテッソーリの地球儀から地球や宇宙に興味を広げる女の子

図鑑も、その世界を広げる大切な存在の一つです。

図鑑を読まなくても大丈夫

「せっかく買ったのに読まない。」

そんなこともあります。

でも、それで大丈夫です。

図鑑は、小説のように最初から最後まで読む本ではありません。

「知りたい!」

と思ったときに開けばいい。

それだけで十分です。

図鑑は、子どもの興味を静かに待っていてくれる本なのだと思います。

絵本ばかり読んでいても大丈夫📚

我が家には、

  • 学研の図鑑LIVE
  • せいかつの図鑑
  • ふしぎの図鑑

など、いろいろな図鑑があります。

でも、娘が今一番好きなのは『どんぐりむら』シリーズ(笑)。

きっと今は、物語の世界に夢中になる時期なのでしょう。

そして、「なんで?」が増えてきたら、また自然と図鑑へ戻ってくる。

私はそんなふうに思っています。

興味には波があります。

だから焦らなくても大丈夫。

図鑑は、いつでも子どもを待っていてくれます。

好きなページだけでも大丈夫

実は私自身、モンテッソーリ園に通っていた頃、昆虫図鑑が大好きでした。

……と言っても、全部読んでいたわけではありません(笑)。

毎回開くのは、てんとう虫のページ。

「かわいいなぁ。」

それだけで満足していました。

昆虫図鑑のてんとう虫のページを嬉しそうに眺める小さな女の子のイラスト

今思えば、あの頃の私は、昆虫博士になりたかったわけではありません。

ただ、てんとう虫が好きだった。

その「好き」が嬉しかったのです。

図鑑は、全部読まなくてもいい。

好きなページが一つあるだけでもいい。

その一つの「好き」が、子どもの世界を少しずつ広げてくれるのだと思います。

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図鑑選びで、私が大切にしている4つのこと

図鑑はどれも素敵なので、「このシリーズが一番!」というよりも、その子の興味や年齢に合ったものを選ぶことが大切だと思っています。

その中でも、私が図鑑を選ぶときに大切にしていることを4つご紹介します。

写真や情報量など図鑑選びのポイント

① 写真が多いこと

私が一番大切にしているのは、イラストよりも写真が多いことです。

モンテッソーリ教育では、小さな子どもにはできるだけ現実に近いものを見せることを大切にしています。

だから図鑑も、本物の動物、本物の花、本物の昆虫、本物の空を見られるものを選ぶようにしています。

もちろん、イラストだから悪いわけではありません。

イラストの方が分かりやすい場面もあります。

でも私は、動物園や水族館へ行ったときに、

「あっ、この前図鑑で見たライオン!」

「この花、図鑑に載ってた!」

そんな発見につながることを大切にしています。

絵本や図鑑で見たものが、実際の世界とつながる瞬間。

私は、その瞬間が大好きです。

② 情報量が「ちょうどいい」こと

もう一つ、とても大切にしていることがあります。

それは、情報量が多すぎないことです。

図鑑は、情報が多ければ良いというものではないと思っています。

例えば昆虫図鑑。

1ページに何百種類もの虫が載っていると、大人は「すごい!」と思います。

でも、小さな子どもにとっては、どこを見たらいいのか分からなくなってしまうこともあります。

「このてんとう虫かわいい!」

「このちょうちょ好き!」

そんな小さな「好き」が見つけられるくらいの情報量が、私はちょうどいいと思っています。

だから、昆虫や花など、小さな子には少し難しく感じるジャンルは、『ひとりでよめるずかん』シリーズを選ぶことが多いです。

情報がぎゅっと整理されているので、「好き」を見つけやすいんです。

図鑑は全部覚える本ではありません。

まずは一つ、「好き」が見つかれば、それで十分だと思っています。

③ 子どもの興味に合わせること

図鑑は、最初から全部そろえる必要はありません。

我が家でも、娘の興味に合わせて少しずつ増やしています。

虫に興味を持ったら昆虫図鑑。

花が好きなら植物図鑑。

地球に興味が出てきたら地球の本。

子どもの興味は、その時々で変わります。

だから、本棚も子どもの成長と一緒に少しずつ育っていけばいいのだと思っています。

④ 体験につながること

私が図鑑を選ぶとき、一番ワクワクするのは、

「この図鑑を読んだあと、どんな体験につながるかな?」

と想像するときです。

  • 動物園へ行く。
  • 水族館へ行く。
  • 公園で虫を探す。
  • どんぐりを拾う。
  • 空を見上げる。

図鑑は、本棚の中だけで完結するものではありません。

実際の体験につながってこそ、本当の面白さがあるように感じています。

我が家でおすすめの図鑑

ここからは、実際に我が家で読んでいる図鑑や、モンテッソーリ園でもよく見かけるシリーズをご紹介します。

🌱 学研の図鑑LIVE|まず最初の一冊に

私が一番好きなのは、学研の図鑑LIVEです。

特に旧版(赤い表紙)は、写真も見やすく、情報量も多すぎず少なすぎず、本当にちょうどいいバランスでした。

残念ながら今は新版へ切り替わり、書店ではなかなか見かけなくなってしまいました。

もちろん新版も素敵ですが、私は今でも旧版が大好きです。

私が子どもの頃、家にあった図鑑も学研でした。

そして娘の通うモンテッソーリ園でも、子どもの手の届く場所に置かれている図鑑は学研が多い印象です。

動物園や水族館へ行く前後に開くには、本当にぴったりのシリーズだと思っています。

🧸 学研『ひとりでよめるずかん』|興味の入り口に

個人的に、とてもおすすめしたいシリーズです。

昆虫や花など、「少し難しいかな?」と思うジャンルでも、情報量がちょうどいいので、小さな子どもでも楽しめます。

「この虫好き!」

「この花かわいい!」

そんな一つの「好き」が見つかること。

私は、それが図鑑の一番大切な役割だと思っています。

🌷 小学館 プレNEO|毎日の暮らしが学びになる

小学館は、生活に近いテーマがとても充実しています。

『せいかつの図鑑』

『ふしぎの図鑑』

『くらべる図鑑』

など、日常の「なんで?」を広げてくれる図鑑がたくさんあります。

  • 自動販売機の中はどうなっているの?
  • エスカレーターってどう動くの?
  • 雨はどうして降るの?

そんな身近な疑問が、そのまま学びにつながります。

モンテッソーリ教育で大切にしている「実生活」とも、とても相性の良いシリーズだと感じています。

🌎 講談社 MOVE|世界を広げてくれる図鑑

講談社MOVEは、大自然や地球、宇宙だけでなく、歴史やお金など、社会科につながるテーマも充実しています。

少し年齢が上がって、

「昔の人ってどんな暮らしをしていたんだろう。」

「お金ってどうやってできるんだろう。」

そんな興味が出てきたら、きっと夢中になるシリーズです。

我が家ではまだ少し早そうなので、本格的にはそろえていません。

でも、これから娘と一緒に少しずつ読んでいきたいシリーズです。

🌍 世界の広さを感じる図鑑

  • 『MAPS』
  • 『21世紀こども大図解』
  • 『アトラス・オブ・アドベンチャー』
  • 『DKビジュアル博物館』
  • 『地球(かがくのほん)』
  • 『生命40億年はるかな旅』
  • 『せいめいのれきし』

そんな「世界の広さ」を感じられる本も大好きです。

子どもは、自分が思っている以上に大きな世界へ興味を広げていきます。

すぐに全部理解できなくてもいい。

「こんな世界があるんだ。」

その驚きが、未来の学びにつながっていくのだと思います。

昔の図鑑も宝物

モンテッソーリ園には、新しい図鑑だけではありませんでした。

少し古い図鑑や、今では廃盤になってしまった本もたくさんありました。

でも、子どもたちはそんなことを気にしません。

夢中になってページをめくっていました。

図鑑は、新しいから良いわけでも、情報が多いから良いわけでもありません。

その子が「知りたい!」と思える一冊なら、それが一番の図鑑なのだと思います。

古い図鑑と新しい図鑑を楽しむ子ども

図鑑は、「知りたい!」を待っている

図鑑は、先回りして読ませるものではありません。

「なんで?」

「もっと知りたい!」

そう思ったときに開けばいい。

全部読まなくてもいい。

好きなページだけでもいい。

図鑑は、知識を詰め込むための本ではありません。

子どもの「知りたい!」を静かに待ち、その気持ちを少しだけ広げてくれる存在です。

その小さな好奇心は、

やがて世界への興味となり、

学ぶ楽しさとなり、

未来へ続く大きな種になっていくのかもしれません。🌷

図鑑は子どもの知りたい気持ちを育てる

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おすすめ図鑑🌳

【🌱 はじめての図鑑
📚学研の図鑑LIVE


📚学研『ひとりでよめるずかん』シリーズ

【🌷 身近な暮らしを広げる図鑑
📚『せいかつの図鑑』

📚『ふしぎの図鑑』

📚『くらべる図鑑』

📚『もののしくみ』

📚『生きもののふしぎ』

【🌎 世界を広げる図鑑
📚『MAPS』

📚『一生の図鑑』

📚『大自然のふしぎ』

📚『科学のふしぎ』

【🌿 絵本と図鑑のあいだ
📚『いきものづくし ものづくし』

📚『かがくのとも』

📚『がっけん つながるえほん』

💡図鑑は、新しい知識を増やすための本ではありません。

「知りたい!」という気持ちを育て、本物の世界とつながるきっかけをくれる本。

だから私は、図鑑を読む時間だけでなく、その先にある体験も大切にしていきたいと思っています。

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たぬさん
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