指先を使う知育玩具や教具。「知育におすすめ」「脳の発達を促す」と謳うグッズは、今やこの世に溢れています。
しかし、実は私たちの身近に、超優秀な「知育グッズ」が隠れています。
それが、カレンダーです!

今回は、カレンダーの魅力と、知育としての活かし方、知育カレンダーの手作り方法などを紹介します。
知育とカレンダーの関係
カレンダーをおすすめする理由を、5点紹介します。
カレンダーが知育におすすめな理由 5つ
- 数字の理解が自然と深まる
- 生活習慣が身に付く
- 計画性や自立心が育つ
- 季節や行事を学ぶきっかけとなる
- 「抽象的な概念」の理解へと繋がる
①数字の理解が自然と深まる

カレンダーを指差しながら「〇月〇日」と読み上げることで、視覚と聴覚の両方から「数字」を学び、子どもが数に触れる機会を自然と増やすことができます。またカレンダーは1から順に数が増えていくため、数の流れや、順序、大小関係を体系的に理解することにも役立ちます。
②生活習慣が身に付く
ルーティンとしてカレンダーを確認することで、子どもは「今日」を自覚しやすくなります。この確認を通して、「保育園」=「朝ごはんを食べたらパパと家を出る」、「お休み」=「朝ごはんを食べたらママと遊ぶ」など、生活の流れを意識することができます。
その後の行動がイメージできるようになることで、子どもは安心感や心の安定を育みます。また、朝の準備がスムーズになったり生活リズムが整ったりと、生活習慣を身につけることにも繋がります。

③計画性や自立心が育つ
子どもは先の予定はすべて「明日」と思ってしまうことが多く、明後日以降は想像することが難しいです。そこで、カレンダーを活用して先の予定を伝えることで、「誕生日まであと〇日」など先を見通す力を育てることができます。予定を考えることで、計画性や日にち感覚を養い、自立へと繋がります。

④季節や行事を学ぶきっかけとなる
カレンダーには、日付だけではなく祝日や行事も記されています。「今日は節分だね」「明日は春分の日だよ」と伝えることで、季節の移り変わりや伝統行事を体感的に理解することができます。

自然の匂いや風、肌感、風景など季節の移ろいを感じることは、子どもの感性を豊かにし、想像力や観察力を育てます。また行事を理解することで、日本や世界の文化、伝統、歴史などを知るきっかけとなり、学びへの関心を深める第一歩となるのです。
⑤「抽象的な概念」の理解へと繋がる
「日付」は、一般的にはカレンダー上の特定の「日」を指す具体的な概念です。一方で、「昨日」「今日」「明日」は、物理的に触ったり見たりできず、具体的な日付が常に流動的であることから、抽象的概念となります。

「昨日」「今日」「明日」を理解することは、時間を区切って出来事を順序立てて理解したり、計画を立てたりするために不可欠であり、思考力やコミュニケーション力を育てます。また物事の位置関係を認識するという点で空間認知能力とも関連しており、算数の図形問題や立体理解に欠かせない能力を伸ばすことにも繋がります。
子どもを賢くする!カレンダーの使い方
子どもに日付を理解させたい!日にち感覚を育てたい!と考える方は、多くいらっしゃると思います。おうちでできる簡単な取り組む方を紹介しますので、ぜひ試してみてください。
①カレンダーを見て、「今日の日付」を読み上げる
一番手軽で効果的な方法は、子どもと一緒にカレンダーを見る習慣をつけることです。「今日は〇月〇日、〇曜日」と日付を指差しながら伝えることで、数字や日付の理解へと繋がっていきます。

朝のルーティンとして取り入れやすくするために、今日の日付に〇をつけたり、シールやスタンプを付けるのもおすすめです。子どもの興味をグッと惹きますよ!
②朝に「今日の予定」を伝える
今日の日付を伝える際に、「今日の予定」も伝えましょう。絵や写真を使って、視覚的に理解してもらうこともおすすめです。

③夜に「明日の予定」を伝える
就寝前に明日の予定を伝え、翌日の見通しを立てやすくしましょう。特に、明日の曜日を伝えながら、予定を伝える方法がおすすめです。「明日は火曜日だから、保育園だよ」「明日は日曜日だからプールだよ」と伝えるだけで、曜日の循環性と生活リズムを理解することに繋がります。

④イベントの予定を伝える
先の予定を具体的に伝えることもおすすめです。例えば、5日後に誕生日であれば、「あと5回寝たら誕生日」と伝えてみてください。できれば子どもと一緒にカレンダーを見て、数を数えてみましょう。

〇日後のイメージが固まり、先の予定を見通すことができるようになります。
手作り知育カレンダーをご紹介
「日付」「月と季節」「1年」が理解できるように、3つのボードに分けています。

①「日付」ボード

「日付」カレンダーの作り方
『日めくりカレンダー』は、ハンドメイド・手作り・クラフト作品の通販サイト「Creema」にて数年前に購入しました。(「月桃ショップ」という方の商品になります。曜日や天気などのカードも付いていましたが、汚してしまったので曜日カードは手作りしています。)

自作したカレンダーに予定やイベントを書き込み、磁石に「きょう・きのう・あした」のテプラシールを貼っています。(※個人情報保護のため、一部情報を伏せて掲載しています。)

100均のカレンダーを活用するのもおすすめです。
『今日の予定』は、絵を用いて視覚的にイメージしやすくなるようにしています。また、あまり種類が増えると混乱を招くと考え、ざっくりと「幼稚園」か「お休み」のどちらかを選択できるように工夫しています。

②「月と季節」ボード

「月と季節」カレンダーの作り方
月と季節の円チャートは、円グラフを分割し(分割する方法はこちら)、Canvaで制作しました。

季節カードは小学校受験問題を参考に、こちらもCanvaで制作しました。カード毎に、その特徴や説明が書かれたカードも作成しています。(野菜であれば、野菜の断面と、どこにできてどの部位を食べ、水に浮くか沈むかも記載しています。)

植物カード(冬)↓

食べ物カード(冬)↓

生き物や遊びカード(冬)↓

①「1年」ボード

ボードを作ったきっかけ
実は、この「年」ボードは2026年に入って作りました。
2歳ごろから「子・牛・寅〜」と干支の概念や、「今年は〇〇年、たぬちゃんはとら年生まれ、ママは〇年生まれ」と伝えていましたが、2026年に「へび年からうま年に変わった」と伝えたところ、混乱を招いてしまいました。
たぬちゃんはとら年だけど、うま年に変わったの?パパもママも、み〜んなうま年に変わったの?どうして?
「1年間うま年である」ことを視覚的に理解し、「生年月日は変わらず、1年に1回の誕生日で1つ年齢が上がる」ことを知る方法を模索し、このボードに辿り着きました。
「年」カレンダーの作り方
「日付」カレンダーは毎日、「月と季節」カレンダーは月毎に動かします。一方で、「年」カレンダーは「1年間、動かさない」ことが特徴であり、これが視覚的な学びとなります。

行事やイベントも1年に1回だけ行われるため、「1年ボード」に貼るようにしています。

まとめ
カレンダーは、子どもを賢くする立派な教材の一つです。カレンダーを見ながら会話をするだけでも、子どもの知的好奇心を刺激し、物事を学ぶきっかけとなります。ぜひ、おうちでの知育にカレンダーを活かしてみてください。




