今回は、モンテッソーリ教育のおしごと「縫い刺し」を紹介します!
<この記事を読んだらわかること>
- モンテッソーリ教育「縫い刺し」のおしごととは?
- 縫い刺しのおしごとをするメリット
- 準備するもの
- おうちでできる取り組み方
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「縫い刺し」のおしごとって?
縫うという作業は、目と手を連動させ、左右それぞれの手を違う目的で動かす必要があります。難易度が高いため、2歳半以降におすすめの活動です。

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鍛えられる力
縫い刺しのおしごとには、メリットも多くあります。
- 手指の巧緻性(器用さ)が上がる
- 集中力が高まる
- 創造性が育まれる
現代社会では縫う経験が少なくなりましたが、とても大切な活動の一つです。モンテッソーリ教育出身の藤井聡太棋士は、とおす活動の応用である「ハートバック」を幼少期に百個以上作っていたそうです。
子どもたちに大人気の活動でもあるので、是非おうちでも用意してみてください!
「縫い刺し」のおしごとをしてみよう
準備するもの

- 縫い刺しの台紙(色画用紙)
- とじ針
- コルクボード(コルクの鍋敷き)
- 目打ち
- 糸 30cm(刺繍糸や毛糸)
- 糸切りばさみ
- セロハンテープ
- ゴミ箱
必要なものは、すべて100均で揃えられます。
教具づくり
画用紙に、直線と直線上に点を書きます。このとき、点の数は偶数になるようにしてください。

糸が表にくる線を太くするとわかりやすいですよ!
三角や四角など直線を組む合わせたものや、緩やかな曲線がおすすめです。点の数は偶数にすると、玉止めが裏側で納まります。

波縫いをして玉止めをしたら、縫っていないところを縫います。違う色の糸を使うのもおすすめです。
取り組み方
<おしごとの手順>
- 一つ目の点に画用紙の裏から針を通し、糸を最後まで出す。
- 抜けないようにセロハンテープで糸を止める。
- 隣の点に、画用紙の表から針を刺し、糸を最後まで出す。
- 隣の点に、画用紙の裏から針を刺し、糸を最後まで出す。
- この動作を繰り返し、波縫いをする。
- 最後の点を刺し糸を出したら、セロハンテープで糸を止める。
- 糸を切って完成!

慣れないうちは、あらかじめ針に糸を通し、目打ちで穴を開けておきましょう。
「縫い刺し」の動作に慣れてきたら、目打ちを使って点に穴を開けたり、玉結び・玉止めにも挑戦してみましょう!
さいごに
「縫い刺し」のおしごとに併せて、手芸の絵本を用意するのもおすすめです。
おすすめの絵本を2冊紹介します。
針の縫い刺しがグッと魅力的に感じるので、ぜひ一緒に読んでみてください。

